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劉慈欣”三体”三部作を読み終えてマジでどうでもよくなったこと

環境問題とかSDGsとか。

つい先日、三体シリーズの三番目である”死神永世”を読み終えた。
三体シリーズは(普段そこまでたくさん読書をするわけではないが)ここ10年ぐらいで読んだ中で確実に一番感銘を受けた作品で、なおかつ久しぶりに世の中に対する物事の見方を変えさせられた作品でもある。ので、どう変えられたかということを書いていこうと思う。あらすじや解説はその他のウェブサイトなりを参考されたし。

何が変わったかといえばタイトルと書き出しの通りで、小松左京氏もおっしゃていたらしいが”数億年もすれば人類の痕跡なんて跡形もなくなるんだから、環境問題のことなんて考えるだけムダ”だということだ。変わったというより、もともと別にそのようなトピックに特別興味を持っていたわけではないので、もっとどうでもよくなったというべきか。
もちろん、確実に因果関係がわかる公害などのような人々の健康を害するものについては早急に対応・解決するべきではあると思うが、企業などがやっている”二酸化炭素を減らしましょう”だとかの大雑把なものについては先ほどの通りほんと意味ねえなーと思う。昨今の”暇で大した仕事も無いけどなんか自分の存在価値ほしいし注目されたい、からとりあえず有名な絵画に絵の具でもぶっかけとくか・道路に座り込んで交通往来の妨害をしとくか”みたいな人たちが出てきたり、猫も杓子もSDGsSDGs言っているのを見ると、最早炎上商法的にアホ一般人を利用して金儲けを企む一部のずる賢い人間や、企業や金持ちや有名人がとりあえず善いことしてますよアピールするためだったりのツールになっている気がする。
宇宙なんてどうせ数億年か数十億年か数百億年後には無くなるんだし、たかだか人間にとっての数世代の間に起こる問題なんてそれに比べたら一瞬とも言えないほどどうでもいい。それぐらいのことをマジで思わせるほど壮大なスケールの作品でした、というのと、そうやって何か未来に備えているようで実際に未来が来たら実は全然準備できなくて右往左往、痛い目見てから自分らがいかに傲慢で愚かだったかを気付かされるアホな人類のお話でした、ということでお後がよろしいようで。未読の方は是非その目で人類がどうなるかを見届けていただきたい。

追記:
今そうやってムダな努力に費やしてる金を、”今””現在”困っている世界中の人々のために費やした方が世の中良くなると思うけど、どうでしょうか(中間で搾取する悪い人間がいないことが前提ではあるけど)。かしこ。

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